勇心作の薩摩黄楊を使用した彫駒です。書体は金竜で、格式のある書体を用いた銘駒です。国産薩摩黄楊の柾目の木地を用いた高級品のある駒です。
薩摩黄楊とは?
高級品はツゲ(本黄楊)で作られます。なかでも、九州の薩摩黄楊は、御蔵島黄楊と並んで最高級品とされています。手にした際の重厚さや感触にこだわりを持ちたい方、本物志向の方にうってつけです。
金竜とは?
全竜とは駒師の号です。初代は町井利左衛門ですが、伝不詳。二代目は掛川藩主太田資始(備後守)の次男の五郎左衛門氏治、文政10年(1827)生れ。文久3年37才の時、二代目金竜を名乗りました。金竜が作った市河米庵の書体が全竜の銘におきかわったともいわれています。このように書体ごとに銘がつけられている駒を「銘駒」と呼びます。
■駒材/国産薩摩黄楊柾目
■種類/彫駒
■書体/金竜書
■駒箱/桐上箱
■付属/西陣織高級駒袋